
西欧の中でもフランスは、アロマテラピーをはじめとする<フィトテラピー>や<オメオパシー>などを中心とした
自然代替医療の多くが、治療戦略の一環として臨床現場で地位を確立し、他の国々と一線を画しています。
例えばパリのある薬局では、医師が書いたアロマテラピーの処方箋が多数持ちこまれ、調剤室には精油はもちろん
緊急の外来に備えて解熱用坐薬を含めた製剤済のアロマテラピー薬剤が常備されています。臨床に用いられる精油は、まずその成分の組成と含有率を徹底的に分析し、研究を重ねる事により選ばれています。
「香り」には心理作用があり、人の「こころ」を動かします。また「香り」は人の記憶に密接なつながりがあります。
「香り」の特性を活かし、施設内の空間演出などを嗅覚へのアプローチにより行うこと、「香りを使った環境整備」これも
接遇、おもてなしの「こころ」です。
その効用が認められ、近年はますます医療分野へアロマテラピーが導入され始めています。介護や精神療法、医療機関、教育、社員研修、福利厚生など、「こころ」と「からだ」に穏やかに作用するアロマテラピーは、今後もっと多分野に
進出していく可能性を秘めています。
また、何よりもケアをする側の人間自身が「こころ」と「からだ」のバランスが整った状態で仕事に臨めることが非常に
重要であり、それは患者様には勿論のこと、コミュニケーションが豊かで快適な職場の環境作りに大変役立ちます。
そして「香り」は、医療従事者である皆様自身の痛みやストレスを緩和し、緊張から解き放して「こころ」と「からだ」の
バランスを整え、「自分らしさ」を取り戻すことを可能にします。
アロマデザイナー 二宮 香

日本ホリスティックセラピストアカデミー認定 ホリスティックセラピスト
同校のアロマテラピー・プロ養成コースにて人体の基礎知識、病理学、栄養学、皮膚科学、薬学といった様々な観点から解剖生理学の基礎を学ぶ。
修了後、カウンセリング、サイコセラピー(心理療法)、アロマセラピー(芳香療法)との統合により相乗効果の高いホリスティックセラピーを学ぶ。
「メディカルアロマテラピー」を専門として、各専門医と連携を持つことにより、
従来の医学とホリスティックセラピーとの双方からのアプローチでより確かな「こころ」と「からだ」の健康と癒しを提供することに従事。
医療従事者向けの専門的セミナーの他、一般向けにわかりやすい「香り」の楽しみ方などのセミナーを各地で開催。